Zoom Phone での Poly CCX/VVX の展開では、常に Zoom が認定した最新ファームウェアが電話機に適用されます。不具合の修正の観点では、常に最新のファームウェアの導入を推奨しますが、ファームウェア展開の事前準備と展開時期の制御をしたいケースがあります。この制御機能と、テスト用の電話機に新しいファームウェアを適用してストする方法を解説します。
Zoom Phone のファーム ウェア アップデートのルールの設定(Setting up firmware update rules)機能を利用することで、常に最新ではなく、ファームウェアを最新とその2つ前までのバージョンを適用することが可能です。即座に反映され、電話機のリブートが始まるのでご注意ください。
詳細は Zoom Phone 管理者向け設定の下記 URL をご参照ください。
Setting up firmware update
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/360054198852
ファーム ウェア アップデートのルールの設定
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/360054198852
Zoom ウェブポータルにサインインします。
ナビゲーション メニューで、[電話システム管理]、[会社情報] の順にクリックします。
[アカウント設定] をクリックします。
[固定電話] セクションで [ファームウェア アップデートのルール] の隣にある [管理] をクリックします。
サイトレベルまたはアカウント レベルで、ファームウェア アップデートのルール設定にアクセスします。
[追加] をクリックします。
[デバイスのタイプ]、[デバイス モデル]、[ファームウェア バージョン] を選択します。 指定したデバイスモデルでサポートされている最新のファームウェア バージョンよりも 2 つ前のバージョンまで選択できます。
[保存] をクリックします。
利用規約を読んで同意し、[確認] をクリックします。
選択されたタイプとモデルに一致するサイトまたはアカウントの Zoom Phone デバイスは、ファームウェアをダウングレードするため、自動的に再起動されます。
ただし、この設定はすべてのファームウェアに展開され、最新のファームウェアを事前にテストをすることができません。特定の電話機に対してファームウェアを最新あるいはテスト用のファームウェアを適用するにはプロビジョニングテンプレートを利用します。
設定例は下記 Zoom Phone 管理者向けページをご参照ください。
Configuring desk phone provision templates
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/360035817952-Configuring-desk-phone-provision-templates
固定電話のプロビジョン テンプレートの設定
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/360035817952-Configuring-desk-phone-provision-templates
Polycom
ファームウェアのキー名: APP_FILE_PATH_MODELNAME
例: APP_FILE_PATH_VVX250
ファームウェアのバージョン管理が不要な場合の値: 空白の文字列を挿入します (" ")。
書式設定: 値に二重引用符 (" ") を挿入します。
APP_FILE_PATH_VVX250 = "http://downloads.polycom.com/voice/software/UC_Software_5_x_x_release_sig_split/xxxx-xxxxx-001.sip.ld"
APP_FILE_PATH_VVX250 = " "
Web サーバを社内あるいはパブリックにたて、Split ファイルをダウンロードし設置します。
VVX450 の場合
Poly-UC-Software-6-4-0-rts180-release-sig-split
Model Name については下記URL にあるModel Name を利用します。VVX 450 の場合、VVX450 となります。
本体の Web サーバの機能を利用するため、からのファームウェアをプロビジョニンテンプレートとして作成し、テストをしたい電話機に割り当てます。これにより、先ほど設定したファームウェアまたは最新にファームウェアをアップデートする動作が止まります。
APP_FILE_PATH_VVX450 = ""
電話機Web サーバにアクセスします。
ユーティリティ > ソフトウェアアップグレード
から、ファームウェア 6.4.0 を選択し適用します。
適用した電話機が再起動し、指定したファームウェアがダウンロードされ動作することを確認します。試験端末として利用し、新機能を試験します。
なお、ファイルダウンロードを実行したい場合、個別に Web サーバを立てるほか、最新のバージョンであれば下記Zoom Phone Certified Hardwareのファームウェアバージョンにダイレクトリンクがあり記載が可能です。
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/360001299063
APP_FILE_PATH_VVX450 = "https://hybridupdate.zoom.us/pbx/Poly_UC_Software_6_4_0_11527/3111-48840-001.sip.ld"