2021年9月に Poly G7500, Poly Studio X ファミリー共通のソフトウェアである Software 3.7.0 がリリースされました。3.6.0 との差分をリリースノートをもとに解説します。機能タイトルはリリースノートと合わせるため意図的に英語にしています。
参考情報
Poly Video OS Software 3.7.0 新機能
Feature |
PolyVideo |
Zoom |
Teams |
Note |
Digital Signage |
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Zoom は Zoom 標準デジタルサイネージ機能利用を想定 | |
Updated Partner Applications |
Microsoft/Zoom 以外のパートナーアプリバージョン情報 | |||
Support for QSC Core Series Audio Processors |
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Configuring Network Settings During Out-of-Box Setup |
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Studio X50 and Studio X30 Camera Enhancements |
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Configuring Wi-Fi Settings from the System Device Settings |
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Capturing Video Remotely |
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Button Command-Line API Command Updates |
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Digital Signage
https://documents.polycom.com/bundle/polyvideomode-ag-current/page/c5083214.html
PolyG7500およびStudioXファミリのデバイスは、システムが営業時間中にアイドル状態のときにデジタルサイネージを表示するようにシステムを構成することをサポートしています。Poly Video Mode や Microsoft Mode などでご利用いただけますが、Zoom Rooms の場合、Zoom 標準のデジタルサイネージ機能がありますのでそちらをご利用ください。
Appspaceまたは別のデジタルサイネージプロバイダーを使用すると、システムがアイドル状態のときに、アラートメッセージ、クイックヒント、ビデオ、または会社のメッセージをルームモニターの前面に表示できます。Polyビデオシステムでデジタルサイネージを構成するには、デジタルサイネージプロバイダーのアカウントが必要です。
アカウントの取得とそれらのアプリケーションでのデジタルサイネージの設定の詳細については、AppspaceのWebサイトを参照してください。
デジタルサイネージを構成する
•ビデオシステムが営業時間中にアイドル状態のときに表示するようにデジタルサイネージを構成します。
•この機能を使用するには、デジタルサイネージプロバイダーのアカウントが必要です。デジタルサイネージプラットフォームは、システムに表示するデジタルサイネージを構成するために必要なツールを提供します。デジタルサイネージプロバイダーのツールを使用して、システムが表示するデジタルサイネージを選択および構成します。システムが営業時間中にのみデジタルサイネージを表示するように、業務時間外を設定します。外出中の設定の構成を参照してください。
手順
1.システムWebインターフェイスで、[一般設定] > [システム設定]に移動します。
2.下に電子看板が有効、のチェックボックスを選択し、電子看板を有効にします。
3.次の設定を構成します。
設定 |
説明 |
この後に開始 |
デジタルサイネージが始まる前にシステムがアイドル状態になる時間を選択します。 |
プロバイダ |
カスタムまたはリストされているデジタルサイネージサーバーの1つを選択します。 |
看板URL |
[カスタム]を選択した場合は、デジタルサイネージプロバイダーのURLを入力します。 |
アカウントロケーション |
Appspaceアカウントの場合のみ。アカウントがプライベートかパブリックかを選択します。Appspaceの場所をPrivateに設定した場合は、プライベートAppspaceサーバーのURLを入力する必要があります。 |
4.[保存]を選択します。
5.[テスト]を選択して、サイネージURLをテストします。
Updated Partner Applications
Poly VideoOS 3.7.0 で更新されたパートナーアプリケーションは下記です。Microsoft Teams は Teams Admin Center から、Zoom Rooms は ZDM から最新版のアプリケーションをご確認ください。
Support for QSC Core Series Audio Processors
https://documents.polycom.com/bundle/polyvideomode-ag-current/page/c4216486.html
USB-Aポートを使用して QSC Core シリーズオーディオプロセッサをG7500、Studio X70、または X50 システムに接続できます(USB-Cはサポートされていません)。これはプレビュー機能であり、将来のリリースで削除される性があります。
次の点に注意してください。
–システムに接続する場合、USBオーディオを使用するようにシステムを構成する必要があります。プロセッサがすべてのオーディオを処理します。
–オーディオプロセッサに接続されていないスピーカーやマイクは利用できません
–ビデオシステムは、オーディオプロセッサのエコーキャンセレーションを利用するため、内蔵のエコーキャンセレーションを無効にします。
–ビデオシステムは、ミュート状態の情報をオーディオプロセッサに送信します。ビデオシステムは、他の通話状態情報を送信しません。
Configuring Network Settings During Out-of-Box Setup
Poly Video OS 3.7.0 から LAN または Wi-Fi ネットワークを Poly Video Mode または Poly Partner mode で箱から取り出したときに設定できるようになりました。DHCP がネットワークセグメントにない場合、静的IP アドレス、DNS など基本的な設定が変更できます。詳細設定は引き続き、Web 画面へのアクセスが必要です。
Microsoft または Zoom モードでは 初期設定後に引き続き Wi-Fi ネットワークをプライマリネットワークとして利用できます。
他のプロバイダモードでは、 Wired ネットワークがプライマリネットワークに必要になります。
Studio X50 and Studio X30 Camera Enhancements
https://documents.polycom.com/bundle/polypartnermode-ag-current/page/t4349353.html
Poly Studio X30/X50 利用時の映像品質が向上しています。逆光やノイズが多い環境など、部屋の環境に基づいた照明に役立つ事前定義されたカメラオプションがあります。たとえば、パーソナルモードオプションは、カメラ画像の中央を自動的に明るくするため、ホームオフィス向けです。これは、自宅で作業しているときにフレーム内のどこにいるかに基づいています。
Note: 事前定義されたモードを利用していても、各カメラ設定で調整可能です(シャープネス、輝度など)
手順
1.システムのWebインターフェイスで、[音声/ビデオ/コンテンツ] > [ビデオ入力]に移動します。
2.カメラ入力として、ワークスペースの照明設定として次のいずれかを選択します 。
1.個人モード:このオプションを選択すると、ホームオフィス、キュービクル、または同様のサイズのワークスペースの明るさが自動的に調整されます。システムは、センターフレームのスポット加重ポイントを使用して自動露出を構成します。
2.会議モード:このオプションを選択すると、会議室環境の明るさが自動的に調整されます。システムは、より大きな中央の重み付きスポットを使用して、自動露出を構成します。
3.オフ:(デフォルト)強いバックライトまたは明るい領域がある部屋がある場合は、このオプションを選択します。システムはフルフレームを使用して自動露出を構成します。
3.[保存]を選択します。
•事前定義されたモードの1つを使用する場合でも、個々のカメラ設定(シャープネスや輝度など)を調整できます。
Configuring Wi-Fi Settings from the System Device Settings
Microsoft Teams モードでの画面で、[設定]-[デバイスの設定]-[管理者設定][ネットワークの設定]から、Wi-Fi 設定が利用可能になりました。
Capturing Video Remotely
トラブルシューティング用の機能です。StudioX50およびStudioX30システムでは、システムWebインターフェイスを使用して、部屋のビデオの30秒のクリップと、内蔵カメラからの情報を追跡する人々をキャプチャします。システムは、ビデオクリップと人物追跡情報を Poly Lens ポータルに送信します。
ビデオをキャプチャするには、カメラトラッキングモードを有効にする必要があります。
Note: Poly Lens ポータル 側での表示は現在未実装です。
手順
1.システムのWebインターフェイスで、[診断] > [ビデオキャプチャ]に移動します。
2.[ビデオキャプチャの開始]を選択します。ビデオキャプチャが完了すると、システムは確認メッセージを表示します。
3.Poly Lens ポータルで、[Troubleshooting]で、[Diagnostics]ページに移動して、ビデオ録画を表示します。
4.tvpr_ fileとして表示されダウンロード可能です。
Button Command-Line API Command Updates
https://support.polycom.com/content/support/north-america/usa/en/support/video/g7500.html
Poly G7500 Command-Line API Reference Guide 3.7.0
–Page 31
Poly Video Mode でのコマンドラインから利用可能なAPI、button にリモコンメニュー選択を模倣するパラメータが加わりました。
Syntax New parameters available in Poly Video Mode only:
button <camera|directory|graphics|home|info>
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