2020年11月に Poly G7500, Poly Studio X ファミリー共通のソフトウェアである Software 3.2.2 がリリースされました。3.2.1との差分をリリースノートをもとに解説します。機能タイトルはリリースノートと合わせるため意図的に英語にしています。
参考情報
Poly Video OS Software 3.2.2 新機能
Multicamera Support with Zoom Rooms
•G7500 と Studio X50 システムで動作する Zoom Rooms が複数カメラの搭載をサポートしました。複数カメラをG7500 や Studio X50 に接続すると、 Zoom Meeting 中や通話外のときに自分側のカメラを Zoom Room コントローラーから選択可能です。
•G7500 では最大1台のHDCIカメラと2台のUSBカメラが選択可能です。Studio X50 システムでは最大1台のUSBカメラを追加できます。Studio X30 ではこのUSBカメラ追加機能はサポートされていません。
•Zoom Rooms での G7500/Studio X50 では次のUSBカメラが複数カメラ機能にテストされサポートされています:
Zoom コントローラでは"カメラの切り替え" 機能としてボタンが表示されます。
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/204065759-Zoom-Rooms-Camera-Controls
Monitoring the System Remotely
Web インターフェイスからシステムのスリープ解除やカメラの制御が可能です。Poly Video Modeのみの機能です。
–リモートカメラ制御
–リモートでのスリープ解除
Control the Camera Remotely
•リモートからカメラ制御ができます。.
•自分側のカメラと相手側のカメラの両方をWebインターフェイスからモニタと調整ができます。
•リモートでカメラを制御するには:
–1 Webから音声/ビデオ/コンテンツ> ビデオ入力
–2 現在の人物カメラからモニタしたいカメラを選択.
–3 診断> リモートモニタ から次の操作ができます:
➢ カメラの移動のための方向キー.
➢ カメラのズームのための+ または -.
➢ こちら側カメラのミュート、ミュート解除,ビデオフィードからのカメラ選択
➢ プリセットの読み込み、, プリセットに行き、プリセットを選択
Wake the System Remotely
•Webインターフェイスからシステムのスリープモードを解除できます。.
•システムのスリープ解除には
–1 Webインターフェイスから 診断 > リモート監視
–2 システムの起動からシステムのスリープモードを解除するを選択
Default Logging Level
•Poly VideoOS software 3.2.2では, デフォルトログレベルがDebugとなりました。
Auto-Merge Incoming Call to Current Call
•通話中に新規着信があった場合、自動応答をして既存通話に追加するかどうかを設定できます。新規着信で追加できるのは音声のみです。
•通話に自動応答を設定するには:
•1 Webインターフェイスから 通話設定> 通話設定
•2着信通話を現在の通話に自動マージで次のオプションを選択
–➢ はい: システムは自動応答し、着信をマージします。.
–➢ いいえ: 手動で着信に応答します。
–➢ 着信拒否: 着信は通知なしに拒否されます。
•3 保存を選択
利用者側の画面(着信通話を現在の通話に自動マージ:いいえ)の場合
この通話では音声のみとなります。
Miracast Enhancements
•Miracast は接続デバイスからアクセスがあるたびに必ずPIN番号を表示するようになりました。Miracast 設定画面のPIN番号が必須のチェックボックスは削除されています。
Windows 表示 画面
WebインターフェイスはMiracast 利用中にセカンダリとしての Wi-Fi 設定変更を無効にします
Device Mode Enhancements
•このリリースではデバイスモードに次の機能拡張を加えました:
TC8,タッチスクリーン:音量アイコンをタップし音量変更
リモコン:リモコン上の音量上下ボタンで制御