2020年10月に Poly G7500, Poly Studio X ファミリー共通のソフトウェアである Software 3.2.1-224090 がリリースされました。3.2.0との差分をリリースノートをもとに解説します。機能タイトルはリリースノートと合わせるため意図的に英語にしています。
参考情報
Poly Video OS Software 3.2.1 新機能
Support for Zoom Rooms 5.2.0
G7500, Studio X50, と Studio X30 Poly VideoOS software 3.2.1 での Zoom Rooms と Zoom Rooms Controller applications は 5.2.0 になります。
Zoom Rooms for Appliance 5.2.0 ではいくつかの機能が追加されています。例えばビデオ会議参加前のプレビュー機能です。詳しくば、
https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/360042041011-New-updates-for-Zoom-Room-Appliances をご覧ください。
Register the System Using DHCP Auto Discovery
DHCP Option 160 または 66 を使って、自動プロビジョニングが動作するようになりました。
» DHCP サーバーの設定でプロビジョニングサーバーのユーザ名、パスワード、URLをセットします。
➢ Polycom RealPresence Resource Manager
https://<ServerUser>:<Password>@<ProvisioningServerAddress>/ucservice
例:
https://mySharedID:mySharedPW@video.example.com/ucservice
➢ Poly Lens
https://<ServerUser>:<Password>@<ProvisioningServerAddressURL>
例:
https://mySharedID:mySharedPW@hogehoge.poly.com/
Poly Lens の設定方法については下記もご参照ください。
Provisioning Configuration Changes
プロビジョニングサーバー設定のパラメータが変更になっています。アップグレードの際には設定が新しいパラメータに合わせ自動更新されますが、ダウングレードの場合は手動で設定変更が必要です。詳しくはリリースノートの該当セクションをご参照ください。
Disable Preinstalled Certificates
端末にプリインストールされたCAルート証明書を削除することなく無効にできるようになりました。
3.5 mm Audio Input on Studio X50
Studio X50 の 3.5 mm 音声入力が利用できるようになりました。なお、音声出力は Poly Video OS Software 3.2.0 から利用可能です。
下記の3つから選択可能ですが、Zoomモードの場合ミュートコントロールは利用できません。
Device Mode Enhancements
デバイスモードの利用方法のインストラクションと、USBやHDMIによる利用時に、PCのアイコンが表示されるようなりました。
Video Quality Enhancements
Poly Studio X30/X50 利用時の映像品質が向上しています。映像のノイズ削減と明るい領域を向上しました。また、Workspace Lightingのデフォルト設定をなしから、複数人数の会議室に最適なConference Modeに変更しています。個人向けデバイスとして利用する際は Personal Mode に変更してください。