Poly G7500 / Studio X ファミリーをはじめとしたビデオ会議端末では時刻合わせが必要となります。特にクラウドに接続する端末の場合、 HTTPS による通信が必要となり、時刻が合っていないことでトラブルになる可能性が高くなります。
NTPの設定は管理画面の [一般設定]- [日時] から設定可能です。
デフォルトの動作
Poly OS のデフォルトでは 時刻サーバ:自動で ntp.polycom.com から返されるアドレスをNTP として利用します。ntp.polycom.com の実態は
ntp.polycom.com canonical name = 0.pool.ntp.org.となり、公開されている NTP サーバを UDP ポート123番で接続しに行きます。
(参考) どうやったらpool.ntp.orgを利用出来るのでしょうか?
https://www.ntppool.org/ja/use.html
時刻 サーバ : 手動 設定
NTP サーバは 手動で設定可能です。手動とし、プライマリ、セカンダリのNTP サーバを設定します。ネットワーク管理者に社内 NTP サーバのアドレスを確認し設定します。シスコ社製ルータなどの場合、ルータが NTP サーバになっているケースもあります。
プライマリ時間サーバのアドレス
セカンダリ時間サーバのアドレス
NTP サーバはプロトコルの仕組み上、上位の NTP サーバと時刻同期をしている必要があります。インターネットに到達できないネットワークの場合、SNTP サーバなどを利用するケースもあります。
セイコーソリューションズ株式会社製 SN-1010 SNTPサーバとの同期を動作確認しました。
時刻サーバ: オフ 手動設定
Poly G7500/ Studio ファミリーでは時刻を手動で入力することも可能ですが、電源オフ時に時刻を保存できず再設定が必要となるため推奨しません。
ただし、 NTP サーバの動作がログでしか判断できないため、NTP サーバの動作確認用に、一度時刻設定を数分手動でずらした状態で設定、その後、NTP サーバの設定を実施し、時間調整されることで NTP 同期を確認するのは有効です。