はじめに
本ガイドは、Poly Studio X30/X50 および G7500を Zoom モードでご利用いただくための設定をまとめたものです。前提条件は Poly OS 3.1 以降となります。詳細については、弊社サポートサイトで提供する以下ドキュメントをご参照ください。
Poly Partner Mode が該当ドキュメントとなります。
Documents & Software > Telepresence & Video
https://documents.polycom.com/
Telepresence & Video
準備
設定用PC
Poly Studio X30, X50 および G7500 を Zoom モードとしてセットアップするPCをご用意ください。本体と接続可能なネットワークに接続できることと、下記のブラウザが要件となります。
最新情報は
Release Notes – Supported Browsers
に記載があります。
コントローラー
Poly Studio X30, X50 および G7500 を Zoom モードとしてセットアップするには Zoom を操作するためのコントローラーが必要です。選択肢としては、Poly TC8 を含めて3つ選択肢があります。Bluetooth リモコンは Zoom モードではご利用いただけないのでご注意ください。
Zoom Room コントローラーの詳細は下記をご参照ください。https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115000542566
ネットワーク環境
Poly Studio X30, X50 および G7500 を Zoom モードとしてセットアップするには下記のネットワーク環境が必要です。本体側にはインターネットに接続可能な有線LANが必要です。固定で IP アドレスを設定する静的 IP アドレスも設定可能ですが、初期設定時にはDHCPサーバーが必須です。TC8はDHCPサーバーでの配布が前提ですが、DHCPサーバーがネットワークセグメントにない場合には固定IPアドレスが設定可能です。(Poly OS 3.1.0以降)
Poly製品は電源断時に基本的には時刻を維持しないため、NTPサーバーが社内またはインターネット越しのアクセスで必要です。Zoom利用の場合、証明書が多用されるので正しい時刻になるように設定をお願いします。
また、このほかに Proxy サーバーや、Zoom 側で要求される UDP/TCPの要件などがあります。詳しくは下記のドキュメントをご参照ください。
Zoomのネットワークファイアウォールまたはプロキシサーバーの設定
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/201362683
初期設定
Poly Studio X30/X50 Poly G7500 の起動
各種セットアップドキュメントに従いケーブルを接続、 本体を起動します。
Poly Lens 広告
最初に無償の Poly 管理ツールであるPoly Lensへの登録を促す画面がでます。30秒ほど待つと次の画面に進みます。 画面最下部でカウントダウンが表示されます。この画面が表示されず、Detecting Network が表示され続ける場合は、ネットワーク上のDHCP サーバーの有無をご確認ください。
Web管理画面へのアクセス方法
標準で用意されている管理画面へのアクセス方法が表示されます。IP Address と Password が必要となるため、メモをお願いします。
- IP Address: 本体に割り振られたIP Address
- User Name: admin (固定値)
- Password: 6桁の英数字 (シリアル番号の下6桁)
デフォルトパスワードのメモを取り忘れた場合でも本体などに記載されたシリアル番号の下6桁を確認することでログイン可能です。
PCのブラウザからIPアドレスを使い管理画面にアクセスします。
https://本体の IP Address/
言語:日本語
ユーザ名:admin
パスワード: (シリアル番号の下6桁)
セットアップウィザード
Web 管理画面上の指示に従い、セットアップをします。
1. Poly Lens 登録 : [スキップ]を選択
2. 新しいパスワード、新しいパスワードの確認で新規パスワードを入力、使用許諾契約書への同意にチェックを入れ[次へ]を選択し、日本語へ変更
3. Zoom Roomsを選択
Zoom Rooms モードにするため システムが再起動
一般設定
再起動後、再び Web 管理画面に設定したパスワードでログインします。
[一般設定]から[システム言語]を日本語に変更します。
本体は日本語となりますが、TC8のコントローラー側の画面は英語のままです。今後のソフトウェア更新で日本語に対応予定です。
[一般設定] から[日時] を設定します。
[一般設定] から [デバイスの管理と更新] を選択します。[アップデートをチェック]をクリックし、最新OSの有無をチェックします。
最新版がある場合、[すべてをアップデート]します。
Poly TC8 をご利用の場合、ペアリングされていることを確認します。されていない場合、[利用可能なデバイス一覧]に表示されているか確認し、されている場合はペアリングします。
利用可能なデバイスにも表示されない場合は、ネットワークの同一セグメントにデバイスが設置されているかをご確認ください。
ペアリングが確認されたら、 [新しいデバイスの自動ペアリングが有効] のチェックを外します。
[一般設定]から[システム設定]を選択します。デバイス名を部屋の名前にするなど、わかりやすい英数字のデバイス名に変更します。[ルーム名] は Zoom rooms モードでは利用しません。
Zoom Rooms 設定
コントローラ設定
Poly TC8では本体側との間でペアリングがされます。(Poly OS 3.1 以降) Zoom Rooms コントローラーをご利用の場合や Poly OS 3.0.x の場合にはドキュメントに従いペアリングをします。
コントローラーにZoom Roomを追加する
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/360000162383
タッチスクリーン設定
タッチスクリーンを利用する場合は、ディスプレイをタップします。[設定]ボタンが表示されるのでタップします。タップしても反応がない場合、タッチスクリーンのUSBケーブルと本体が接続されているかを再確認します。
タッチスクリーン機能をオンにします。
Zoom Roomsアクティベーション
Zoom Rooms をアクティベーションするには、権限のあるユーザで端末にログインし登録する方法とActivation Code を生成し入力する方法があります。
セットアップと構成
https://support.zoom.us/hc/ja/sections/200305533
Zoom Rooms 利用での Poly Studio X30,X50および Poly G7500 初期セットアップは以上になります。